秘密のアイドル~仮面カブリノオ姫様~上

「行ってきます」


ボソッと呟いて車から降りた。


教室へ向かうといつもと違って静かだった。


ガーン、ここもテストムード!!


最悪。


唯でさえ悪いアタシの気分をもっと悪くさせる。


「ゆうきおはよう勉強、してきた??」


げ、こんな顔色の悪いなな初めて見たよ。

「したけど勉強どころじゃなくて全然集中出来なかった」


「ま、皆こんなもんよね」

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