ろく


−しらないんです……。

「ん?」

−ソーセージを好きかどうか知らないんです……

「……?」

−猫はソーセージ……好きですか?

「さあね、猫に聞いてみるかい?」

−……?


そう言うとおばさんは、『従業員専用』と書かれたドアの方へ私を連れて行く。

どうやら、そこから住居へと続くようだ。
< 68 / 113 >

この作品をシェア

pagetop