最後の恋はアナタの隣で
夜の人間が“盛んだ”って思われてる事に納得出来ない。


夜の人間である春樹さんにこれだけ大切に扱ってもらってたら、納得出来るはずがない。


だけど、夜の人間と関わった事がない人からすれば“盛ん”らしい。

偏見の対象になってしまうらしい。


「……あっ、」

ここまで考えて“ある事”に気が付いた私は、思わず小さな声を漏らす。


――だからあの男子に“ヤらせて”って言われたのか。


あれは、春樹さんの言う通り、偏見の目で見られてたんだ。


――という事は、つまり。


私は学校の皆に――繁華街に出入りしてるって噂を聞いた人達全員に、遊び人だって思われてるに違いない。


……何て事だ。

私はまだ処女なのに。
誰も知らないけど本当は処女なのに……。
< 144 / 464 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop