最後の恋はアナタの隣で
「そういう意味じゃなくて、セックスするって事!」

「……セックス?」

聞き慣れてないその言葉に、一瞬、頭の中が真っ白になった。


でもすぐに理解する事が出来た私はハッとして、


「いやあああ!! 春樹さんのエッチ!!」

「いててて!!」

顔を火照らせながら、春樹さんの肩を思いっきり叩いた。


一緒に住んでても私達には“その”関係がない。


ドラマでエッチなシーンを見ようが、同じベッドでくっついて眠ろうが、春樹さんは私との約束をきちんと守ってくれてる。


「だから言いたくなかったのに……」

「……ごめんなさい……」

“セックス”に過剰反応して春樹さんを叩いてしまった事を謝りながら――何だかしっくりこなくてムズムズした。
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