最後の恋はアナタの隣で
何が大丈夫なのか全然分からない。
どこらへんを心配しないで良いのか全く分からない。


恐る恐るガラの悪い人達に視線を向けると、全員立ち上がってる上に、明らかにこっちに向かって歩いて来ていた。


「涼、降りろ」

「お、降りれない……」

「大丈夫だから降りろってば」

「……」

どこからその自信が湧いてくるのか聞きたい。


春樹さんだって昔は悪い事をしてたんだろうけど……こんな大人数に一人で勝てるわけがない。


こっちに向かって歩いて来ていたガラの悪そうな人達は、気が付けば私の視界にいる春樹さんの肩の向こう――つまり、運転席の扉の前で、群れをなして立っていた。
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