十和の時
やめて!!!
飛び出していきそうになる十和。
イツキが、胸元にいる立花先輩に小声で何かを言った。
十和には聞こえなかったが、
立花先輩は泣きながら図書室を出て行った。
「カタン」
のぞいてた十和が、後ずさりをしたとき
本棚に足をぶつけた。
「誰?」
イツキが近づいてくる。
逃げようがない。
ただ、立ちすくんでいる。
「十和・・。おはよう。」
「ゴメンネ。聞いちゃった・・。」
まだ目には涙をため、かすれた声で言う。
飛び出していきそうになる十和。
イツキが、胸元にいる立花先輩に小声で何かを言った。
十和には聞こえなかったが、
立花先輩は泣きながら図書室を出て行った。
「カタン」
のぞいてた十和が、後ずさりをしたとき
本棚に足をぶつけた。
「誰?」
イツキが近づいてくる。
逃げようがない。
ただ、立ちすくんでいる。
「十和・・。おはよう。」
「ゴメンネ。聞いちゃった・・。」
まだ目には涙をため、かすれた声で言う。