クロッシング
窓の外は闇だ。真っ暗だ。いや、違う、窓の内側だって本来真っ暗闇のはずだ。
普段から当たり前の生活をしてきた僕は、どうやら当たり前のことを忘れていたみたいだ。
ベッドに横たわる、ウォークマンに電源を入れ、イヤホンをつける。
…近すぎて見えないだれか…誤って神と呼ぶ…
曲が流れ出す。
僕は天井を見つめている。蛍光灯の光が少し眩しい。
携帯の時計をみる。0時36分、僕は蛍光灯を消した。
僕の部屋は外側の世界と同化した。
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