億万色Love
その日の昼
「あ、いたー♪亮く〜ん!」
いつもの三人で昼食を食べていると、どこからか聞こえてきた声
その声に亮の顔が一気に青ざめる
「ほれほれ♪お呼びだよ、"亮くん"!」
「うるせーな…」
香留は楽しそうにその場を茶化した
「探したよー。いつもここで食べてるの?」
「……うん」
「ふーん♪いいね、ここ。私も一緒にいい?」
「は?」
「ナナ、いいかな」
「え……あぁ、‥どうぞ?」
私が返事した瞬間、突然私の体は傾くように引っ張られた
「いっけない!ナナ、私たち用事あったの忘れてない?!早く行かなきゃ!」
「へ?用事?そんなの知ら…―」
すると香留は私の耳元に近付き、小声で言った
「私ら邪魔じゃん?二人にさせちゃおうよ♪」
あ…そういうことね
でもすっごくわざとらしい……
亮の表情は瞬くまに曇っていく
「ほらナナ!」
「う、うん」
「じゃ、私ら行くんでー♪お先ー!」
「二人とも本当に行っちゃうの?」
「うん、用事だからね。じゃぁまた後で♪」
香留と矢島華子のやり取りが終わり、私たちはその場から離れた
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