天使な執事と悪魔な執事
ただただ、瞳からは次々に涙が溢れて止まらなかった。

それを隣でみている翡翠さん。

琥珀さんはミラー越しにあたしの様子を見ている。

「翡翠…お嬢様に昔話でもしてやれ」

そう言うと黙ってしまった琥珀さん。

琥珀さんの言葉に出た昔話とは…あたしの両親の話しだと感じた。

あたしの両親の名前を知っていた二人。

あたしに残された、お婆様…もしかしたらお祖父様もいるのかもしれない。

「翡翠さん…聞かせて下さい。あたしに残されている家族のこと…」

私の言葉に頷き、話し始める翡翠さん…。
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