天使な執事と悪魔な執事
「苦労して探してくれたんですか?」


あたしがそう聞くと琥珀さんは答えてくれなかった。


替わりに翡翠さんが悲しげな表情で。


「伊吹さまと綾香さまが亡くなった後に見つかったのです…。お元気なときに見つけ出したかったのですが」


パパがあたしに眼鏡をかけさせたのは…見つからないようにするためだったんだ。


でも、本当はパパは家族に会いたい気持ちもあったよね…。

アタシの幼い頃のアルバムを見て懐かしそうに、していたことがあった。


昔の自分を思い出していたのかもしれない…今ならそう思う。
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