≡イコール 〜霊能力者へ 『霊視1』より~
オレにまだ残された『知るべき事』のために

オレにはこれから どんな経験が待っているのだろう

今までよりももっと辛い事が待っているかもしれない

でも・・・ それでも・・・

オレは『受け入れ』

自分で『自分を浄化』しなければならない


なぜなら それが『ホンモノ』に与えられた『能力』なのだから

自分で『苦しみを乗り越える』チカラを持つ者こそが


人を救える


勿論 オレの言う『人』とは 今はすでに『この世』にはいない人も

含まれてはいるが・・・

でなければ あれほど『この世』に未練を残し恨みを残し

亡くなってきた人たちに 偉そうに諭すことなど出来ないからだ

自分の苦しみの『浄化』の仕方も持ち合わせない人間に

亡くなった他人の『心』を浄化することなど出来ないのだ



だが オレは思う・・・


全員がそうでなくて良いと・・・


今まで会ってきた人の中にも

『能力を高めたい』

と申し出てくれた人もいる


でも オレは その度に迷う・・・


『一緒に浄化をしてくれる『同士』は欲しい』


しかし


その為には 『この人』もこれからもっと

ホンモノになるための

辛く 苦しい『修行』が待っている


オレが経験したような あのような苦しみを

この人に味あわせても良いものかと・・・


『供養家』としての道を選ばなくても

ごく『普通』の人生も準備されている


ただ 選ぶのは『本人』だ


オレは どちらを選ぶのか


じっと


『待つ』だけだ・・・・
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