≡イコール 〜霊能力者へ 『霊視1』より~
すると 日村 令子は オレの 左側に立った
そして
「まず 塩を護摩木の上に乗せなさい」
「ゴマギ…って この板のことですか?」
初めて聞く言葉に 戸惑いながらも
そう尋ねると 日村 令子は 静かにうなずいた
オレは 先ほど日村 令子がしたみたいに
2本ともに 塩を 盛った
「次はお米 2つともね」
言われるまま 2本の護摩木に 米を盛った
「では 最後 お酒を指に浸して 護摩木の上部を
その指につけたお酒で 浸してあげて」
これも 日村 令子の 真似通りにやった
その間 日村 令子は オレの左肩に片手を置き
目を閉じて オレの左肩を ポン、ポンッと2回叩いた
特に痛くはなかった
そして 再度 オレに場所を入れ替わるように指図すると
また 最初のように なにか モジョモジョ言いながら
最後に 3回 お辞儀をした
なんとなく キリが良さそうだったので
「…終わった…んですか?」
と 尋ねてみた
すると
「えぇ…」
と 言って 髪を後ろに掻き上げた
オレは正直
『へ?これだけ?』
と思った
なんだか 拍子抜けした気分だった
オレの中では また 昨日の『霊』を呼び出して
よくアニメとかでやってる 例えば…そう…『結界師』みたいに
やっつけたり
もしくは 日村 令子が サカキの枝葉を 振り回して
「祓えたまえ 清めたまえ!」とか言いながら
お祓いするのかと 思っていた
とにかく こんな シーンとした カンジで終わるとは
思ってもおらず
そして
「まず 塩を護摩木の上に乗せなさい」
「ゴマギ…って この板のことですか?」
初めて聞く言葉に 戸惑いながらも
そう尋ねると 日村 令子は 静かにうなずいた
オレは 先ほど日村 令子がしたみたいに
2本ともに 塩を 盛った
「次はお米 2つともね」
言われるまま 2本の護摩木に 米を盛った
「では 最後 お酒を指に浸して 護摩木の上部を
その指につけたお酒で 浸してあげて」
これも 日村 令子の 真似通りにやった
その間 日村 令子は オレの左肩に片手を置き
目を閉じて オレの左肩を ポン、ポンッと2回叩いた
特に痛くはなかった
そして 再度 オレに場所を入れ替わるように指図すると
また 最初のように なにか モジョモジョ言いながら
最後に 3回 お辞儀をした
なんとなく キリが良さそうだったので
「…終わった…んですか?」
と 尋ねてみた
すると
「えぇ…」
と 言って 髪を後ろに掻き上げた
オレは正直
『へ?これだけ?』
と思った
なんだか 拍子抜けした気分だった
オレの中では また 昨日の『霊』を呼び出して
よくアニメとかでやってる 例えば…そう…『結界師』みたいに
やっつけたり
もしくは 日村 令子が サカキの枝葉を 振り回して
「祓えたまえ 清めたまえ!」とか言いながら
お祓いするのかと 思っていた
とにかく こんな シーンとした カンジで終わるとは
思ってもおらず