創作小咄集
「ところで納豆夫くんは、まだあの夢を追いかけてるの?」
「なんの話だ」
「ほら、あの頃よく『俺は一品料理なんかになりたくない。俺はメインディッシュになる!』ってよく言ってたじゃない」
「そんな頃もあったな。でも、もう諦めたよ。だから糸をひくようになってココにいる」
「そう…変な事聞いちゃったね」
「いいんだ。俺達がどんなに頑張っても同じ舞台に肉類が来たら主役はソイツになる。
それに気付くのにたいした時間はかからなかったよ」
「なんの話だ」
「ほら、あの頃よく『俺は一品料理なんかになりたくない。俺はメインディッシュになる!』ってよく言ってたじゃない」
「そんな頃もあったな。でも、もう諦めたよ。だから糸をひくようになってココにいる」
「そう…変な事聞いちゃったね」
「いいんだ。俺達がどんなに頑張っても同じ舞台に肉類が来たら主役はソイツになる。
それに気付くのにたいした時間はかからなかったよ」