監察天使☆ネノ
第三章☆すれ違った二人

心変わり!?★sideレーチ

「怜知くん。」


今日も星影は俺の部屋を訪ねて来た。


「なんだよ、毎日毎日…。」


隣の部屋のネノに気づかれないように、静かに、落ち着いて話す。


「…ネノちゃんがそんなに大事??」


毎回、同じ質問なんだ。

いい加減にしてもらいたい。


「ああ。」


そして次も、お決まりの台詞。


「…ぁたしの彼氏になるつもり、ない?」


どこから俺がネノから星影に心変わりするって自信が来るんだよ。

だから俺は言うんだ。


「ネノが好きだから、それはない。」










毎日この会話をするために夜に俺の部屋へ来る星影。


ホント…なぜ、わざわざ毎日?
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