夏恋〜大好きな君へ〜
「こいつ俺の従姉妹のかえ」
「はじめまして
かえです。よろしくね」
「…よろしく…」
これが“かえ”ちゃんとの初めての会話だった。
可愛らしくて落ち着いた感じの女の子。
第一印象だった。
―――――…
「爽司?」
僕はハッと意識を電話に戻した。
「あー…いたな“かえ”ちゃんだろ」
そういえば…と僕は花火を見ている夏江ちゃんに目線を移した。
名前が一緒だな。
基の従姉妹と。
『かえの奴、病気でさ。
夏休み終わる前にアメリカに行かなきゃならないんだ』
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