姫
三,弱点
「ん……」
朝かぁ……。
私は、カーテンの隙間から入ってくる暖かい光と、鳥のさえずりで目が覚めた。
今日は一日、天気が良さそうだ。
そういえば昨日の夜は星が綺麗だったっけ……。
そんなことをぼんやりと考えながら私は体を起こした。
ふと、時計に目をやる。
時刻は12時46分。
私は目を見張る。
え!!
もうこんな時間!?
寝すぎてしまった!!!
祐二に昼食を作ってあげなくては。