あれ?


なんだか今度は声のトーンが低くなっているような気がするのは気のせいだろうか。




「永瀬とは誰だ」

アロは真っ直ぐ私を見つめた。


「あぁ。永瀬章宏(ながせあきひろ)って言って、学校一モテるっていう噂がある男子生徒なの!それもそのはず。永瀬君は成績優秀、スポーツ万能、その上かっこよくって、この学校の王子様的存在なの!」


私はそこまで一息で言った。




「好きなのか?」


「え……?」



アロの声が冷たく響く。


アロの目がより一層鋭くなった。





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