七狐幻想奇譚
朝食を食べるために台所へいくと、テーブルの上にはメモがひときれだけ残されていた。



「お祭りの手伝いか……ごはんどうしよう」



普段まったく料理らしい料理を作った事もない。その代わり、静輝がよく手伝いをしていた事を思い出す。最近は課題が忙しいらしく手伝いはしていないが。



狐火の住人はお祭りの間だけは、余分な買い置きを一切しない。夏祭りがあるからだ。出店で食事は済ませてしまう。


だったら――コンビニへ行けばいい。




あまり気は進まないものの、こればかりはしかたない。よそ行き用のワンピースに着替えてから、家を後にした。



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