私は先生
雄介はドアに向かって足を運ばせた

雪は目で後を追った
目に怒りを‥嫉妬を交えて

「あ‥そうだ。一つ教えてあげる。チカ‥重いよ?好きになるとウザイくらい」

「は?」

雄介はドアの縁に手をかけて言った

「束縛がウザイの。」

なんて酷いやつ
ウザイ‥

女は尽くした男にそんな風に言われたら

心が折れる

「はっ‥お前には勿体無いだけじゃね?気持ちも…顔も…体も」

雪は口を笑いに変えて
目は怪しく光る


雄介は何も言わず

ガシャン
ドアをおもいっきり閉め出ていった
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