私は先生
「チカちゃん。提案があるんだけど」


「んっ…グスッ…なに?」


私から離れた雪は


――シャーッ

一つのベッドのカーテンを開けた


「ここから始めるのはどう?お相手願いますが?」


雪は私を見つめる


答えは一つ



「いいわ」


雪のネクタイを引っ張り


自分からキスをした


五年もたち

叶う恋



それも


悪くない



―END ―
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