【続】俺様王子と秘密の時間


漏れる吐息に頬が熱くなる。


千秋はあたしの顎を抑えるように触れてきて、まるで仔犬みたいに上唇を甘噛みしてくる。

だんだん激しくなってきたかと思ったらまた軽く甘噛み。


激しいキスはなかなかしてこなくて、焦らされてるようで、少し目を開けると視線がぶつかった。



「なに?してほしいの?」


顔を傾けて妖しく笑う。


なんか、からかわれてるみたい。

あたしは見下ろしてくる千秋を見れなくて顔を反らそうとしたけど、千秋がそれを許すハズがない。



「オレは椎菜の全部が欲しい」


口を固く結ぶあたしの瞳を覗きこんでくる。


大胆な言葉に爆発してしまいそうなくらいドキドキしていた……。



「……っ」


何も言わないあたしの首筋に舌を這わせて、まだ生乾きの髪の毛を絡めとる。

バスローブの袖口を握って声を押し殺す。

 

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