【続】俺様王子と秘密の時間
「上出来だ」
息を漏らすように微笑した。
微かに震えるあたしの唇を親指でなぞる。
「もう歯止めきかねぇから」
鼻と鼻がぶつかるくらいの至近距離で低い声がした。
あたしがコクリと頷いた直後に、唇を落としてくる。
待ちわびていたかのようなキス。
「…ふ…んん……」
ついばむような口づけにすぐに夢中にさせられる。
舌で唇をつつかれ薄く開けると、熱い舌が滑りこんできて熱心に口内をかき回されていく。
あたしは必死で応えようとする。
目を閉じていても浮かんでくるのは千秋の顔で、好きっていう気持ちがどんどん加速していった。
「この先したら、お前倒れんじゃねぇの?」
イタズラな笑みで見下ろされて、あたしは何か口にしようとしても思考が上手く働かない。
伏し目がちな表情に見とれる。