【続】俺様王子と秘密の時間


「いい…倒れても、いいよ……」


ほんとはこの先をしたらあたしの身体は溶けて消えてしまうんじゃないかって思っていた。


でも口にしたことに嘘はなくて、この熱に溶けてもいいって思う。



「オレを煽るんじゃねぇよ」


艶っぽい声を響かせる。

近づいてくる瞳に誘われるように瞼を閉じて、キスを受け止めた。



「……んっ」


唇すら溶けてしまいそう。

何度も角度を変えて唇を被せてくる千秋の息遣いが、だんだんと荒くなっていくのがわかった。


この先ずっと千秋しか見えないくらいに、あたしに千秋を教えてほしい。



あたしはどんどん欲張りになる。

そんなあたしを知ったらきっと嫌われちゃうかもしれないって不安になっても、もう引き返せない。



「千秋は狼みたい……」


あたしは唇が離れた直後にそんなバカげたことを口走ってしまう。


でもほんとに思っていた。

 

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