【続】俺様王子と秘密の時間


「ん……ダメ……」


顔を埋めてくる千秋の髪の毛に指を通して握りこみ、絶え間なく押し寄せる波に必死に耐え続ける。


全身が媚薬のような千秋に触れられて、まるで電気が流れたみたいに微かに身体が跳ねてしまった。


それでも千秋は止まらない。


そっとあたしの頬に触れて、真剣味を帯びた瞳で見つめてくる千秋のおでこは汗ばんでいた。



「理性ふっ飛びそう」

「ま、待って……」


絞りだすような千秋の声に喉元が熱くなって、それ以上あたしは上手く言葉を続けられなかった。



「待てねぇ。本気でお前の全部をもらう。今日は、やめてやんねぇよ?」


悩ましげな表情に見下ろされて、迷いなんかすぐに消えてしまう。


瞳に吸い込まれるようにあたしは呟いた。



「……あたしの全部を…もらってほしい……」


千秋を彩どる全てに包まれたい。

 

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