【続】俺様王子と秘密の時間


ドクン……ドクン……。

千秋はあたしの背中に手を回し、素早く下着のホックを外した。



「恥ずかしい……」


あっという間に全てを奪われた。


覚悟を決めて目を開いたあたしの視界に映りこんできたのは、バスローブを脱ぎ捨てる千秋の姿。


目の行き場に困ったけれど流れるような動作にあたしは見とれる。

でも自分も同じ姿なんだと思い、シーツをひっぱり隠そうとした。



「隠すなって」

「だって……」


それに気づいた千秋があたしからシーツを奪った。

こんなに近くで何にも覆われていない姿を見られるなんて初めて。



「優しくしてやるよ」


そう言ってあたしに触れてくる。


すごくイケないことをしている気分になったけれど、見ているのは夜空に浮かんだ月だけ。


これは悪いことなんかじゃない。

 

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