【続】俺様王子と秘密の時間
17年間の人生の中で人の体温がこんなにも暖かいなんて、気持ちいなんて生まれて初めて知った。
産まれたての感情に少し戸惑いながらもあたしは心の中で思った。
ほんとはずっとこうやって触れてほしかったのかもしれない……。
氷のプリンスと呼ばれる千秋に、冷たいブラウンの瞳にあたしをまるごと映して欲しかったんだ。
きっとずっと願っていた。
溢れる感情をもう抑えきれない。
「好き……」
汗が滲む千秋の背中に指を這わせてそう言った。
千秋はふわっと表情を緩めてとびきり優しい笑顔を浮かべると、あたしを力強く抱きしめてくれた。
瞬きも惜しむほどの優しい笑顔が、あたしはたまらなく大好きで。
全部、見失いたくない。
この先もずっとずっと。
この気持ちは一ミリも譲れない。