【続】俺様王子と秘密の時間
女の子達の黄色い悲鳴が響いて、羽鳥の声が掻き消された。
「クソ王子ー!」
頭をくしゃくしゃにして千秋を睨む羽鳥はため息をついた。
うわっーー。
さすが王子様。
相変わらず女の子達に囲まれてるよぉ。
「クソ王子の何がいいんだよ。顔以外最悪じゃね?ま、顔もたいしたことねぇけどな」
羽鳥の声が聞こえていたのか、ピタリと足を止めた千秋は涼しい笑みを浮かべて鼻で笑った。
「男の僻みはみっともないぜ?」
小馬鹿にしたような口調で羽鳥に言った。
わわわっ。
羽鳥はそんなことを言われて黙っているわけがない……。
「誰が僻むかよ!女に囲まれてウハウハしてんな!」
「勝手に寄ってくんだからしょうがねぇだろ?」
ひえぇー。
男の子が一度は言ってみたい台詞を、さらっと言ってしまう……。
千秋に群がる女の子の目はハートマークになって輝いてるし。