漆黒の猫
初めは苦手だった男でも主人が信用している男と言っていたし、最近では俺も気を許し始めた


玄関で主人が俺に向かい‘いってきます’と言い、古谷は微笑んで2人で出かけていく


パタンと扉が閉まり部屋が静かになる


寂しさはあったが、雨風しのげて、主人も良い人だし、夜には必ず帰って来てくれるから俺は大人しく待っている
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