カノジョ。
「…どんな人?」

「やさしい人です。かわいくて、いっしょにいると楽しいです」

「友達としてじゃなくて?」

「…正直わかんないんです。
でもずっとそばにいたいって思うし、他のひとに嫉妬するし…。
ドキドキするし、触れてると安心するし

いっしょにいると
しぬほどしあわせで、
しぬほど苦しいんです。
どうしたらいいんですか」

あ、ヤバい。
泣きそう…



タツミさんはしばらく黙って、それから

「そのひととHできる?」
と言った。
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