カノジョ。
「あの…」

「ん?」

「こーゆーところって、女性禁止とかじゃないんですか?」

「そんなことないわよ、二丁目っていってもふつうに女の子くるし。
ま、うちみたいなとこにはこないわね、ノンケは」

「そうなんですか」


「たっちゃんが連れてきたってことは、もしかして…」


「うん、この子もねー。
だからユカさんに会わせてみようかなって思って」

「いいとおもう」


マスターはそういって笑った。
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