髪フェチ男子
変な人っ!
滑り止めまで落ちたくせに、この本命高校を受かった私。


・・・本命だけ、つめも切ってスカートを折らず、真面目に面接受けてたから受かったんだと思う。


私が通う高校。


「凛芭高校」


名前はよく分からない変な学校。


制服は県内で一番!可愛いくて、校舎が広く綺麗で、結構人気な高校だ。


3日オールで徹夜して本気でがんばった高校。


神社にも毎日ってくらいお祈りしに行くぐらい本気になった高校。


ココで彼氏作ってやるし!!


入ってすぐの大きな扉。木材で作られてるのかな。


ガチャッ


ズーーー


「何でッ」


押してるのに動くのは足だけ。


「んぐー―――」


全力出して動かしてるのに…なんで!!


扉を眺めるとある紙があった。


「・・・なにこれ。」


【この扉を開ける方法】
 この扉は2人で協力しないと開けられない扉。
でも、それは同姓じゃなく異性で組まなければならない。
3人以上で押してもあきません。
異性の人を探して見ましょう。


「・・・意味分かんない・・・?」


周りを見回しても誰もいない。


・・・待たないといけないのかな・・・


一息溜息をついた。
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