好きだよ永遠に…番外編
「今日君に会った事は1億分の軌跡だと思う。
俺は君とぶつかった瞬間、恋に落ちたのかもしれない…」
悠さんが歌っている間ずっと、私の胸がどくどく言っていた。
もしかして、これって…あたしの事?
「君は、俺をぶつかった相手としか思っていないと思うけど
俺は君の事を運命の人だと思ったよ。
君には今日だけのただの出来事だったのかもしれない。
ただの普通の出会いだったのかもしれない。
でも俺にとっては、今世紀最大の運命の出会いだと感じた…
俺は、君にヒトメボレ。俺は、君のことが好きだよ。
君は、俺の事どう思ってる?」
悠さんが歌い終わった瞬間から拍手の音が鳴り止まなかった。
「これは今思いついた曲。俺の実体験なんだ。
皆、俺の純粋な恋、応援してね!
今日はありがとう。また、よろしく!」
そういって悠さん達は舞台裏に帰っていった。
皆、「歌、良かったね。」と言いながら帰っていく。
一番最初はイヤだったのに、今は『もう一回聴きたい』
と思っている。