地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪
…………。


バレちゃった。



「あぁ…これね?」


あたしは自分の手首を見る。



青紫より濃いアザがリストバンドを着けたように、手首を一周していた。



「…両手ともかよ。…どうした?」



優しくあたしの手首を触りながら聞く。



「えっと、ちょっと仕事で…。」



「仕事?」


訳がわかんないという顔をする陸。



自分の失敗だからあんまり言いたくないんだけど…。


言ったら、笑われちゃいそうだし…
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