さよなら
出会い
「ねぇねぇそこの君!」
ゲッ…そう思いおそるおそる横を見ると学年1のチャラ男が私を見てニヤニヤしてる―鉢貝波禰―平凡な毎日を過ごしてきた私にコノチャラ男は明るすぎる。嫌々近づくと「君さぁ携帯持ってる?アドと携番交換しない??」…うるせぇなぁ。―中本俊哉―私はこう思い「持ってないから…」とぶっきらぼうに答えた。こういう男には近づきたくない。チャラ男に偏見を持っている私は足早にその場を立ち去ろうとしたがこのチャラ男はしつこかった。「じゃぁさぁメアド!!」
…持ってないって言ってんじゃん
マジで嫌いだこうゆう奴…私は苛立ちを隠せずに「…うるせぇんだよ」と睨みながら言った。こうゆうヤツには厳しく言わんとキリない…これで懲りる…と思った私がバカだった。しつこくしつこく聞かれた私はとうとうパソコンのアドレスを教えてしまった。最悪…そう思っていた。あの日までは。ねぇ俊哉…貴方があんなにシツコくなかったら私たち今どうなってたんだろうね…睨んでゴメンね…
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