秘密の関係
布団を被って目を閉じた。


玄関の開く音が聞こえて話し声が聞こえる。


少ししてお袋が俺の部屋に案内して来た。


「健一、お友達が来てるわよ。」


きっと廉だ。俺は今日は会う気がしなくて返事をしないで寝たふりをする。


「寝てるみたいだけどどうぞ。

散らかっててごめんなさいね。」


勝手に入れるなよ!!って心の中で突っ込んで、話し掛けられるのを待った。


廉は俺には全く遠慮しないから、勝手にやるだろう。そう思ってほっといた。


でも、なかなか話し掛けられなくて・・・
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