秘密の関係
「どうしたんだよ?」


急に話し掛けられて驚いた。


ついついスリップしていた…


「お前がボーっとしてるなんて珍しいな?」


廉が俺の顔の前で手をヒラヒラさせながら聞いてきた。


「廉が羨ましいなって思って。」



「俺はお前の方が羨ましいよ。
人懐っこくてみんなに好かれてるじゃないか。」
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