今でもあなたを愛してる。
だけど、隼人から返って来た返事は意外なものだった。

「俺も、2人だけだぜ。しかも1人目なんて小1の時」
それを聞いた私は、ちょっと安心した。2人目のことが気にならないと言えば嘘だけど…
でもそれを聞く勇気と余裕は、まだ私にはない。

『そうなんだ~
ねぇ、隼人はどこに行きたい?』


「じゃあ、映画、見に行かない?」


『うんっ。』


「詳しいことはまた明日、メールするな。
そろそろ寝るかぁ?」
時計を見ると、もう1時を過ぎていた。

『メール待ってるね(^^)
おやすみ☆』

「おやすみ」
そのメールを見て、私は電気を消した。
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