今でもあなたを愛してる。
ご飯を食べ終わった後は、隼人がレンタルしてきてくれた映画を見ながら、私の作ったケーキを食べた。

ケーキの方も、隼人は美味しいって言ってくれて、2人で1個食べきってしまった。



楽しい時間はすぐに過ぎてしまうもので、気づいたらもう21時すぎだった。

「じゃあ、俺そろそろ帰るな」

『うん、気をつけてね』


「ん、今日はありがとな」


『私こそありがとう。初めてこんな素敵な誕生日過ごした』


「俺も。じゃあな」

そう言って玄関のドアに手をかけた隼人が、突然立ち止まり、振り向いて………
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