-KAORI-
「…いい?」
『いいよっ。明日朝に電話するから。』
なんか嬉しい。
「うんっ!じゃあね。」
『明日。』
そうして切った電話の後は、なんともいえない嬉しさ。
「もぉ、何〜?」
1人でに笑いが込み上げる。
その日は、ベッドに倒れこんだまま眠りについてしまった。
『あかり〜?朝ごはん朝ごはん!』
一階から、あたしを呼ぶ声がする。
「ん〜…。」
あっ、今日は弘貴くんと遊ぶ日。
「今起きる!」