キミのコトバ
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今日の授業は全て終わった。
次は掃除の時間だった。
私の学校では全校生徒で掃除をすることになっている。
私と桜は外の掃除だから2人で外へ行った。
『桜っ!掃除、行こうっ』
『うんっ』
私達は話ながら掃除場所へ向かった。
『………あれって……和也じゃない?』
桜は会話をやめ、遠くを指差した。
『…なに?』
私は桜が指差したほうを見た。
そこには……
そこには…………
和也がいた。
和也と誰かが2人で歩いてくる。
『ほ…ほ…ホントだぁ!!!!』
私は思わず大きな声を出してしまった。
『立ち止まってないで…行くよっ』
と桜は言うと私の手をひいた。
『ちょっ…』
あと少しで和也とすれ違うっ
私と桜はなぜか無言だった。
『…』
私はちらっと和也のほうを見た。
―バチっ★―