飴恋
「ねぇちゃん、おはよう」
階段を降りると弟が事をかけてきた。

「おはよう。」

弟の名前は和人(かずと)
15歳。
ひとなつっこい性格でみんなの人気者。

…。

「いってきます」

弟はパンを頬張りながら私に向かって手をふる。

「あんたは学校行かないの?」
「もう少ししたら行くよ。」


「ふーん…」

弟が少し悲しい表情をした気がした。



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