恋めぐり
二人が顔を上げた。

すごい顔してる。

「本当か?」

猛流が声を出した。

頷くとそうかと、猛流は手で顎を撫でた。

「根拠は?」

「女の勘」

「確信には値しない」

彰は根拠をすぐに求める。慎重と言えば聞こえは良いけど、堅物過ぎる。

「あと夢。オウリの恋人の目に土方くんはよく似てる」

「根拠もたてようがねぇだろ。それが本当ならあいつをおとさないとお前が死ぬんだろ」

「だからね。考えたかったの。どうしようか?って」

「どうしようって?」

「嫌なやつなら、私のこの魅力で簡単に落とせるって思う。でも、土方くんは良い人だから。向こうを騙すみたいでなんか辛いなって」
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