恋めぐり
目を開けると、真っ黒な髪をした男子が私を見下ろしていた。

見たことない。


「誰?」

「質問を質問で返すな。雪、積もってるぞ、早く帰れ本気で死ぬぞ」


眉間にシワを寄せて帰れと言う男子を私はぼんやりと見ていた。


どこかで会ったことある?

こんな風に上から目線で怒られるの初めてじゃない気がする。


彰たち以外は私をを腫れ物の様に扱うから、注意とか余りされたことなんてない。
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