恋めぐり
「そう。でも今覚えたでしょ」

「おう」

作業をやり直して、終わったのはもう日もくれて、夜になっていた。

「また怒られちゃうなぁ」

ケータイを見て時間を確認すると、昨日よりも遅い時間になっていた。

彰と猛流にまた遅いって小言を言われると思うと気分が滅入る。

「オレが一緒に言って謝ってやるよ」

「親じゃないから大丈夫だよ」

「オレにして見たら羨ましいけどな」

「そう?」

「悪ぃ。お前、そんなそぶり見せないから忘れちまう」

「土方くんのそういう所、好きだよ。私のこと知ってる人はみんな遠巻きに見てるだけ。土方くんみたいに近付いてくるひとはいなかったから」
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