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生きた心地はしなかったけど、とりあえず店には着いた
目の前が真っ暗になった。もうダメだとリーグは覚悟を決めた。
「終わった・・・。もう、終わりだ・・・。」
それが最期の言葉になるんじゃないか、そう思った時、目的の店に着いた。
「つ、着きましたよ。」
アイワイさんは、リーグに告げた。ずっと声を出していたせいなのか、息切れをしている。
「大丈夫ですか?」
「なんとか・・・。スピードを出さなければ、こんなに疲れる事もないんですけど、ちょっとがんばっちゃいましたね。」
「すみません。迷惑かけて・・・。」
「いいんです。自分から言いだしたんですから。それより、早く買いに言って下さい。」
リーグは馬車を降り、店の中に入っていった。

「ふぅ、疲れた。少し休んでおかないと帰りがきついな。」
彼女はそう言いながら、リーグの座っていた席の方に横たわった。
よほど疲れたのだろう。寝づらい姿勢にも関わらず、すぐに眠りについてしまった。
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