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少し来ていないだけで、草原の草達は驚くほどの変化を見せている。
うっすらと緑だった大地が、一面緑に覆われている。背丈も膝を余裕で越えている。
「もうすぐ、夏なんだね。」
手の平で光を遮り、僕は太陽を見た。
「だな。すると、俺はイバーエより年上になるわけだな。」
僕は早生まれだ。なんとなくだけど、先に大人になるリーグがうらやましい。
「と言っても、別に何か変わるとは思えないけど。いつまで経っても、頼りないもんね。」
「う、うるさいよ。」
事実を言われ、リーグは焦った。それから、笑った。
「良かった。そんな口が聞けるようになって・・・ホント良かったよ。」
リーグに言われるまで、自分でも気がつかなかった。少しだけだけど、元気を取り戻している僕がいた。
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