光る花

浅い眠りはまたやってきて、
あの夢を連れてくる。

花の精が優しい笑みを浮かべて雄一を見つめていた。
雄一が目を開けるのをずっと待っていたかのようだ。

もしかしてこちらが現実なのかもしれないな。。

そんな不思議な感覚を抱いて

花の精にまた抱かれる。

あなたの見ている世界の輪郭は
いつも曖昧なのね。

だけどそれがいい。

いつかこちらへ繋がっていくための曖昧さなのよ。

花の精が直接雄一の頭の中に言葉を流していく。

雄一には、その言葉の一つも理解は出来なかった。

だが何も考えずにうなずき、うつろな瞳で彼女を見つめていた。
< 14 / 14 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

詩集

総文字数/3,652

詩・短歌・俳句・川柳13ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
詩集です
建築散歩

総文字数/2,435

実用・エッセイ(その他)5ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
散歩道に出会った 魅力的な建物のお話です。 私の日記として書きました。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop