猫とうさぎとアリスと女王
 知名度の低い、マイナーな映画。


第一次世界大戦の最中、恋に落ちる人妻と坊主頭の青年の物語。

しんみりとした、静かなフランス映画。
退屈で眠ってしまうかと思ったのですが、私は見入ってしまいました。



主人公の青年を演じる、ギャスパー・ウリエル様。

私はスクリーンの中の彼に恋をしてしまったのです。



こんな気持ちは初めてでした。

映画を見る前まではヴァインズのリーダーを辞めたことに後ろめたさを感じていたのですが、彼を見た瞬間に私は全てを捨てる決心がついたのです。


今まではまるで男の子のように生きてきました。
喧嘩をして、大口で笑って、はしたない言葉を使い、誰の目も気にせず生きてきました。


そんな私が、彼を見た瞬間に思ったのです。



女の子なのだから、とびきり女の子らしく生きてみようと。




そうしてたどり着いたのがロリヰタというものでした。


自分の方向性、ライフスタイルを強く持ち、流行や社会の目を気にせず生きる。
その様に私は強く胸を打たれました。

その上お洋服はこの上なく可愛らしく、まるでお姫様のよう。



今思えば可愛い物に飢えていたのかもしれません。


けれど私はその時からロリヰタとして生きていくことを決めたのでした。
< 250 / 281 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop