出逢ったのは俺様男
「はぁ」


災難だったぁ


「梨乃?大丈夫?」

「亜希…」


教室に戻り、ふと溜息を漏らしたあたしに心配そうに見てくる亜希


女の子の友達がいて本当に安心感


「何かあったら言ってね」

「うん、ありがと」



それから亜希と他愛のない話をしていると、先生が入ってきたので席に戻った



日本の授業にも慣れてきて、今は春の穏やかな気温とお昼後ということで、眠気が一気に襲う



眠い…



ウトウトし始めたあたしは、もはや眠りの世界に踏み込んでいた



そして、目を開けられなくなりそのまま眠りに…。


意識が完全に途切れる前、ふと、頭に温かい感触を感じた



撫でるようなそんな感触

その気持ち良さに完全に意識は途切れたのだった



その、手の感触が夢か現実かも分からずに



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