☆オレ様ヴァンパイヤ☆

もう!!なんなのよ!

でも、今に始まったことじゃないし?

昔からオレ様で、ドSで、エロくて・・・でもちょっぴり優しくて・・・。

あ、最近またかっこよくなったなぁ・・・。

なにかあるとすぐ助けてくれるし。

頼りになる幼なじみだし。

ってあれ!?

なんでこんなに烈火のことばっかり考えてんの!?

ばかみたい!!

「おっはよー!ひぃちゃん!」

確か同じクラスの成宮くんだっけ?

「おはよ。成宮くん」

「一緒に学校行こ!」

「うん。いいよ」

そう答えると、成宮くんは私の手を掴んできた。

「え・・・ちょ成宮くん・・・手離して・・・」

「いいじゃんいいじゃん!!」

そのまま成宮くんは歩き出した。

本当にイヤーーーーーーーーーーーーーーー!

「成宮、お前誰に許可とって緋色に触ってんの?」

声がして振り向くと、烈火が立っていた。
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